W杯のため来伯した柴田名誉会長ら一行を現地で迎えたのは、アルモニア教育文化協会の本村マリオ事務局長。サンパウロ市内の同協会学生寮での宿泊や、試合会場での移動手段の確保に協力した。渡航者からは「マリオさんのおかげで危険な目にあわなかった」と感謝の声。ブラジルサッカーチームも百年以上存続するが、くしくも日系移民の歴史もほぼ同様。日伯間の結束の強さも示せたのでは。
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W杯を機に、あちこちでブラジル関連イベントが開かれている。日本代表第2戦を控えた19日、茨城県常総市の市立水海道中学校では、日系ブラジル人生徒らが故郷を紹介する発表会を行った。茨城新聞が報じた。当地に留学経験のある元プロサッカー選手、藤木慎介教諭が担当する特別授業の一環とか。約100人の生徒たちは、同校生が紹介するブラジルの姿に好印象を持ったよう。ブラジルが一歩身近な国になったかも?
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富士通のベンチャー企業、株式会社「アニモ」(横浜市)が先月、サッカーW杯に向けて無料のブラジル・ポルトガル語発音練習用アプリ「papagaio(パパガイオ)」をバージョンアップした。昨年10月に「App Store」で配信を開始したiPhone用アプリ。挨拶や旅行での言い回しなど日常に役立つフレーズや、サッカー応援用フレーズが搭載されている。手本の発音を聞けるだけでなく、自分の発音をチェックできる機能も。来伯したて日本人にもよさそう。