W杯開催に合わせて記念公園をという計画の実行が遅れている(遠のいている?)ブラジルだが、W杯の影響もあり、上半期にイグアスの滝国立公園を訪れた外国人観光客は昨年同期比12%増となる18万9373人を記録した。
パラナ州西部にあるイグアスの滝国立公園は世界的にも知られる観光名所で、1月1日~6月30日の上半期には、昨年同期の70万3161人を5・4%上回74万1153人が訪れた。
観光客の中心はブラジル人で、42万6197人が同公園を訪問。2番目はアルゼンチン人の9万6957人。パラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイ、ベネズエラのメルコスル4国から来た観光客は12万5583人で、昨年同期の15万8781人より20%減少した。
その一方、W杯の観戦を兼ねてイグアスを訪れる観光客が増え、参加32カ国を含む外国人観光客の数は、16万7807人から18万9373人に12%増えた。
同様の傾向は他の観光地でも見られ、リオデジャネイロ市のポン・デ・アスーカルやキリスト像などは長蛇の列が出来た。パラナ州クリチバ市ではW杯開催と同時に観光客が増え、6月1日~23日に植物園や動物園、博物館などを回る専用バスを利用した観光客は、昨年同期比34・57%増の3万8097人だった。聖体日の休日だった6月19日の場合、平常時は6台で足りる観光用のバスが17台に増強されたという。(6月26日付並びに7月2日付フォトス・プブリコスより)
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