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リオの企業家殺害実証か=元妻宅の武器と線条痕一致

 5月30日にサンパウロ市カーザ・ヴェルデのアパート管理人を殺害し、サンパウロ州海岸部の父親の自宅で遺体を焼却しようとして逮捕された広告業者のエドゥアルド・ピント・マルチンス容疑者(47)の自宅アパートから発見された武器が、2005年にリオで起きた企業家殺害事件で使用されたものと同じである事が判明と3日付伯字紙が報じた。
 リオ市で殺害された企業家のジョゼ・ジャイール・ファリアス氏は、エドゥアルド容疑者の妻で弁護士のイエダ・クリスチーナ・カルドーゾ・ダ・シウヴァ容疑者(42)の前夫で、会社の前に停めた車の中で銃弾を浴び、死亡しているのが見つかった。イエダ容疑者は当時、ファリアス氏に金をせびっており、当日も従業員の給与支払のためにおろした10万レアルがなくなっていた。
 警察は両容疑者の銀行口座を捜査したが犯行を特定できず、迷宮入りとなったが、5月の事件後にリオ市警がイエダ容疑者の再逮捕を要請し、捜査を進めていた。
 サンパウロ州市警によると、両容疑者の自宅から押収された銃身を別の銃に装着して弾を撃った時にできた傷が、殺害現場に残っていた弾の線条痕と同じである事が判明。より詳細な捜査が継続される。