ウルグアイ川の氾濫で大きな被害が出ているリオ・グランデ・ド・スル州リンコン・デ・メルセデスで7日、電信柱の上に引っ掛ったまま死んだ牛の死体が発見され、近隣住民を驚かせた。
牛の死体を見つけたのは州都のポルト・アレグレから600キロ以上の所にあるサンボルジャの農夫だ。ウルグアイ川の水位は一時、通常より17・3メートル高くなっていたが、その水位は7日が12メートル、8日は10メートルと徐々に下がってきている。
8日午前11時現在の防災局の報告によれば、同州内で被害が出た市町村は146に増え、122市が緊急事態を宣言。7日午前11時現在は89市だったものが同日午後6時現在で121市に増えた後、また一つ増えた事になる。8日11時現在、親戚や友人宅に身を寄せている人は1万7797人で、公共の避難所にいる人は1528人。8日朝発表の2万436人よりは減ったものの、未だに計1万9325人が家を離れている事になる。
被害が最も大きい州西部のイタキでは、現在もまだ、親戚や友人宅に身を寄せている人が1万127人、避難所にいる人が672人いる。同じ地域のウルグアイアナも被害が大きく、親戚や友人宅に身を寄せている人が5836人、避難所にいる人も236人いる。(8日付午後2時36分付G1サイトより)
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