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9日の記者会見でのフェリポン監督(Ricardo Stuckert/ CBF)
9日の記者会見でのフェリポン監督(Ricardo Stuckert/ CBF)

「悪い成績ではない」=フェリポンが会見で反論

 8日のW杯準決勝、対ドイツ戦での1―7の惨敗後、様々な批判を受けたブラジル代表(セレソン)のフェリポン監督が、9日の記者会見で「自分たちは間違っていなかった」と弁明した。10日付伯字紙が報じている。
 8日の試合後の記者会見でフェリポン監督は、大量失点を喫したことに関し「(前半11分に)先取点を決められた後、選手たちの頭が真っ白になってしまった」と語り、敗因を振り返った。2点目から5点目は前半23分から29点までの6分間のうちに取られている。さらに「敗因は自分にある」とし、惨敗の責任を監督自身が負うことを認めた。
 だが、9日に行なわれた会見でのフェリポン監督は、メディアからの相次ぐ批判に耐え切れなくなったのか、反論を行なう場面も多く見られた。
 フェリポン監督は自分がセレソンで指揮を振るってからの戦績は「悪くない」と語った。同監督は「惨敗はしたが、私の人生も、選手たちの人生も続く。選手たちはこれからも勝者であり続ける」とセレソンの選手たちをねぎらった。
 さらに同監督は、12年12月に自身が指揮を取りはじめてからの成績は決して悪くないことを主張した。同監督は13年のコンフェデレーションズ・カップでセレソンに優勝をもたらしているが、その後も今回の敗戦まで一切負けはなかったことを上げ、「ひどい負け方はしたが、たった1回の負けに過ぎない」と語った。さらに「2002年以降で最も良い成績だ」として、セレソンが12年ぶりに4強入りしたことを主張した。06年、10年は共に準々決勝で敗退していた。
 そして「当面の目標は土曜日(12日)の試合で3位になることだ」とした。3位決定戦の対オランダ戦はブラジリアのマネ・ガリンシャ・スタジアムで行なわれる。