大サンパウロ市圏グアルーリョス市で9日午前1時20分頃、W杯取材で来伯中のアルゼンチン人ジャーナリスト、ホルへ・ルイス・ロペス氏(38)を乗せたタクシーが事故に遭い、ホルへ氏は即死、運転手も重傷と10日付伯字紙が報じた。
ホルへ氏が乗ったタクシーはチラデンテス大通りとバロン・デ・マウア街との交差点を走行中、赤信号で侵入してきた乗用車に衝突され、転覆して電柱に激突。頭を強打し、車外に放り出されたホルへ氏は即死した。事故車はサンパウロ市東部ペーニャ区で盗まれたもので、警察が追跡中だった。未成年者を含む犯人3人はその場で逮捕された。
ホルへ氏はオレー紙とラジオのラ・レジ局の記者で、メッシ選手の事を書かせたら右に出る者はいなかった。夫人のヴェロニカ・ブルナッチ氏もジャーナリストで、開幕戦の取材に来ていた。
9日は息子のマルチン君の5歳の誕生日で、家族と会った後、亜国戦の取材に向かう筈だった。
W杯取材の亜国記者の交通事故死は7月2日のマリア・ソレダッド・フェルナンデス氏に続き2人目だ。