ニッケイ新聞のさいたま支局長だった箕輪政一さんが、前立腺ガンにより5月7日午後7時ごろ、埼玉県浦和市の社会保険病院で亡くなった。享年83。
新潟県上越市出身。リオのイシブラスに出向していた経験があり、その縁で、元日毎紙記者の野呂義道さんから日毎紙東京支局を引きついた。1989年に有限会社「日伯毎日新聞社」(東京都港区三田)を設立し、東京支局として業務開始。
主な業務は取材で、90年前後には入管法改正に関する役所回りの取材や、デカセギ労働の現場の取材をこなし、移住者の家族からの尋ね人記事なども送った。
バブル崩壊後には日本側購読者が激減し、事務所維持のために大変な努力をした。本社が98年にパウリスタ新聞と合併したことをうけ、99年4月以降は埼玉県に移転し、「さいたま支局」となっていた。