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東西南北

 カンタレイラ水系の水の減少はサンパウロ市やその周辺の都市の住人には気が気でないことのひとつだが、2月から給水制限が行なわれているサンパウロ州イトゥ市では、カトリックの神父たちの主導による雨乞い行進が行なわれた。フランシスコ・ロッシ神父を筆頭とした一団は、同市のドン・ペドロ一世広場からサンタクルス教会まで約2キロの距離を行進した。参加者は自称2千人だが、軍警発表では250人だった。祈りが届いたのか、その夜のうちに雨が降りはじめ、翌日まで降り続けた。同市だけでこれだけご利益があるなら、アウキミンサンパウロ州知事にしてみれば州全体で毎日やってほしいところか。
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 バンデイランテス局の名物キャスター、ダテナが10日、自身の番組「ブラジル・ウルジェンテ」で下半身はパンツを履いたのみで番組進行を行なった。これは「もしセレソンが優勝できなかったらパンツ姿で番組に出る」という、彼自身の公約を守ったもの。しかもそのパンツは、勝ったドイツを表した赤と黄色に彩られたものだった。「選挙に出馬したわけでもないのに私は公約を守った。この格好はとにかく寒い」と本人。
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 W杯は残すところあと2試合。きょうはブラジリアでセレソンとオランダとの3位決定戦。準決勝の屈辱的敗戦がありながらも、フェリポン監督の去就はこの一戦で正式に決まるとも言われている。そして決勝は明日、マラカナン・スタジアムでドイツとアルゼンチンの間で行なわれる。ドイツが勝てば24年ぶり4回目、アルゼンチンが勝てば28年ぶり3回目の優勝となる。