セレソン=新監督にドゥンガ再任=惨敗後の火中の栗拾う=高い拒絶反応「気にしない」
サッカーのブラジル代表(セレソン)の新監督として、2010年W杯南アフリカ大会時の監督(06~10年)だったドゥンガ氏が復帰することが、ブラジル・サッカー連盟(CBF)の記者会見で22日に正式発表され、各伯字紙サイトが報じている。
自国開催となったW杯の準決勝でドイツに1―7という、セレソンの100年の歴史で最悪の失点での惨敗に加え、4位に終わったことでフェリポン氏は監督を辞任した。誰が火中の栗を拾うのか、後任人事に国民の注目が集まっていた。
その人事をめぐって、12年にコリンチャンスをクラブ世界一にしたチッチ氏をはじめ、94年W杯の優勝メンバーで欧州の名門クラブで監督やコーディネイターをつとめるレオナルド氏、06~08年のサンパウロFCの全国選手権3連覇時の監督のムリシー氏をはじめ、欧州の名門クラブからセレソン初の外国人監督招聘の可能性も囁かれていた。
だが、新しくコーディネイターに就任した元企業家のジルマール・リナルディ氏の推薦もあり、ドゥンガ氏に決まった。彼らは現役時代にインテルナシオナルとセレソンでチームメイトだった頃からの親友だった。
ドゥンガ氏は10年のW杯は準々決勝で敗れたが、07年のコパ・アメリカ、09年のコンフェデ杯で優勝し、セレソン監督での勝率も7割を超えている。
だが、今回のドゥンガ氏の監督就任には反対の声が目立つのも事実だ。セレソン監督退任後、13年にインテルナシオナルの監督に就任したが、全国選手権での4連敗を理由に解任された。また10年のW杯でベテランの選手を選びすぎて次大会まで繋がらず、その後のチーム再建に時間がかかる一因になったとも言われている。
代表監督だった際に、選手への取材を厳しく制限したことから、当時からマスコミには評判が悪かった。グローボ局は20日、「ファンタスチコ」でドゥンガ氏に関してのアンケートを行なったが、視聴者の85%が拒絶反応を示した。
ドゥンガ氏は22日午前に行なわれた記者会見で、2018年のW杯に向けて結果を求めて戦って行きたいとの意向を語り、以前のマスコミとの悪化した関係を詫びた。世論調査での拒絶反応に関しては「受け止める」としながらも、「応援してくれる人もいる」として気にしないで行くとも語った。