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 ジェラルド・アウキミンサンパウロ州知事は28日、もし9月までに雨が想定したほど降らなかった場合は、カンタレイラ水系の「未開の水域」からさらに取水することになると発言した。同水域の水は5月15日以降、3分の1以上にあたる1825億リットルが使われたが、さらに1千億リットル使いたい意向だ。だがその一方でサンパウロ州検察局は、カンタレイラ水系を破壊しないためにも今すぐ給水制限を行なうことをアウキミン知事に求めている。今月1日は20・4%あった同水系の水位は28日には15・8%まで下がっている。それでも選挙前の給水制限には踏み切らないか。
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 27日夜、サンパウロ市東部ヴィラ・マチルデで軍警司令官夫妻(共にカピタン)が未成年の強盗に襲われ、夫のルイス・テルモ・ペッソア・ロドリゲス氏が頭を撃たれて即死した。妻のグラディス・バラス・ダ・シウヴァ司令官は腕を撃たれて入院中だが命に別状はない。武装した強盗はグレディス氏が車庫に車を入れようとしていたときに近づき、格闘となった際に同氏の銃も奪った。別の車の幅寄せをしていたルイス氏は割って入ろうとして撃たれた。14歳と17歳の強盗2人が逮捕されたが、12歳位と見られる少年は逃亡中だ。
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 グローボ局の「深夜の顔」、司会者のジョー・スアレス(76)が25日から肺炎のためサンパウロ市シリオ・リバネス病院に入院中だ。経過は良好で今週中にも退院と目されているが未定。ジョーは14日に1カ月の休暇から番組に復帰したばかりだった。ジョーが休んでいるあいだは再放送でつなぐ予定だという。