冷蔵庫や洗濯機などの白物家電の上半期の売上が、昨年同期比で12%落ち込み、過去10年間で最悪の結果となったと4日付エスタード紙が報じた。
白物家電は2009年に経済刺激策としての減税対象となり、現在も工業製品税(IPI)は10%(減税前は20%)に止まっている。
だが、09年の減税で購入に踏み切った人達が買い替えるには早過ぎ、経済の減速化とW杯による休日の増加、W杯前のゆとりはTV購入に回るといった要因で、第2四半期の売上が昨年同期比で20%落ち込んだ事が上半期の売上減少にも繋がった。
白物家電も販売減と在庫増という悪循環に陥った業界の一つで、第2四半期に入ってからは、生産調整のための集団休暇やレイオフ(一時解雇)などが始まった。それでも、7月に過剰在庫を抱えていた企業数は、6月の16・2%より多い16・7%となっている。
上半期の不調は7月の雇用にも表れ、上半期は1万3500人の雇用増を記録した機械製造業界も、7月は1万5200人の雇用減となった上、レイオフも増えている。
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