スポーツ交流会に出席した伯柔道界初のメダリスト・石井千秋さんは、安倍晋三首相から「五輪でメダルを獲った方ですね」と、声をかけられたという。「よく知っておられる。非常に手が柔らく、物腰も柔らかい」との印象を語った。映画DVDだけでなく、自身の著書『ブラジル柔道のパイオニア』も、渡せば喜んで受け取ってくれたかも。
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その交流会で柔道実演を行なった少年らだが、かなり緊張した面持ちで進行していた。首相を迎えた会場の雰囲気が、少々張り詰めたことも影響しただろうか。「目の前で見てもらえて幸せ感じた」「握手もしてもらった。とてもシンパチコ」と喜びながらも、柔道歴2、3年とあって「かなり緊張した。もっと上手くできたはず」と残念がった。
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文協で2日午後、首相夫妻の歓迎会が行なわれたが、終了後は希望者全員との記念撮影が行なわれた。これは本人の希望もあったといい、当日の朝決定した出来事だったそうだ。急遽対応することになった文協事務局も大慌てだったろう。撮影した写真は今後、文協で配布や販売など行なえるよう、日本側と調整中とのこと。