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遺体鑑定はDNAでのみ=信奉者らは既に葬儀会場に

 【既報関連】サンパウロ州サントス市で13日に起きたセスナ機墜落事故で死亡したエドゥアルド・カンポス氏らの遺体鑑定は困難なものになると、同氏の歯科医が発言と15日付G1サイトが報じた。
 事故機先端部は地下3メートルまでもぐり、失速した機を立て直そうとした操縦士がエンジンを全開にしたが墜落と見られており、墜落後に機体が爆発。犠牲者の遺体は歯型で識別出来ない程バラバラなため、鑑定はDNAだけを使うパズルのような作業となる。遺体の引渡しは全員の識別が終ってからとなる。
 ペルナンブッコ州政府は15日、諸機関の関係者を交えて葬儀のための打ち合わせを行った。葬儀の日時は遺体の引渡しに要する時間で決まる。16日に引き渡されれば同日から通夜、17日午後埋葬となりそうだ。
 同州政庁には14日から通夜への参列を希望する人達が集まり始めており、15日も花や手作りのポスターを持った弔問者達が引きもきらない。
 葬儀は同州出身者の合同葬になる見込みで、屋内での通夜か否かで準備の内容が変更される。
 同州出身の死者はカンポス氏と報道官役のカルロス・ペルコル氏、写真家のアレッシャンドレ・セヴェロ氏、カメラマンのマルセロ・リラ氏で、その他の死者は選挙参謀でセルジッピ選出の元下議ペドロ・アウメイダ・バラダレス・ネット氏、操縦士のマルコス・マルチンス氏とジェラウド・ダ・クーニャ氏はパラナ州とミナス州だ。