8月2日夜のスポーツ交流会で、伯柔道映画「グランデ・ビットリア」のDVDが、原作者マックス・トロンビーニさんから、安倍晋三首相に手渡された。その時のブラジル人の臨機応変な行動に強い印象を受けた。
握手を交わすだけでなく、集合写真の記念撮影が終わった瞬間を狙って渡した。予定のない〃直訴〃的なものは御法度のはずだが、しっかりと手渡した。
それが「外国産の柔道映画」という世界でも珍しい存在を、首相に認知させるきっかけとなった可能性がある。柔道文化がブラジルで完全に根付き、現地の若者の人格形成に役立っていることは、あの映画を観れば一目瞭然だからだ。
当地柔道界は日本上映も願っており、そのきっかけとなればいいが、とみな期待している。多忙な首相だが、ぜひ鑑賞して「文科省推薦映画」といった〃お墨付き〃をつけて頂きたい。(祐)