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歌謡ショーの様子
歌謡ショーの様子

「日本の心の歌」盛大に開催=全54曲を熱く歌い上げる

 ブラジル日本文化福祉協会大講堂で17日、毎年恒例の歌謡ショー「日本の心の歌」が開催され、会場は満員になった。今年で14年目を数える同催しは、歌い手も観客も毎年必ず参加する人がいる程の人気の高い催しだ。
 今年は明治34年から平成24年までの各年代を代表するような、日系人の心の琴線に強く訴える全54曲を主催者が選び、コロニアを代表する歌手がザ・フレンズ楽団の伴奏で歌うという趣向だった。
 歌だけでなく、その合間には、和太鼓や日本舞踊などの演目もあり、詰め掛けた観客達は大いに盛り上っていた。
 歌手として毎年参加し、今年は『船頭小唄』を歌った堀見憲生(のりお)さん(83)は、「14年間一度の休みもなく開催され、楽しみにしている人も沢山いるので、私も声の出る限りは必ず出たい」と話した。
 毎年必ず観客として足を運ぶという串間年純(としのり)さん(65)は、「これを見るために8月に日本帰国はしない程。今日は朝からずっといたが、懐かしくて涙が出た」とそれぞれの同催しに対する熱い気持ちを吐露した。