ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 23日、サンパウロ州サンロッケにあるナイトクラブの前で、30歳の女性が男性に暴力を受け、頬骨骨折、頭蓋骨損傷などの大怪我を負った。暴行を働いたのはアンデルソン・ルシオ・デ・オリヴェイラ容疑者(33)で、武道の達人である同容疑者はフェルナンダさんの顔に強い肘鉄を与えた。女性は路上駐車した自分の車の前に倒れたが、同容疑者は助けもせずに立ち去り、女性は横たわったままだった。この事件は防犯カメラの映像が公表されたことで社会的関心を呼び、同容疑者は殺人未遂容疑で起訴される見込みだ。事件の真相は不明だが、女性が恋人と口論しているときに同容疑者が割り込んだ模様だ。
     ◎
 24日、ジェラルド・アウキミンサンパウロ州知事は入院先のサンパウロ市クリニカス病院を退院した。同知事は22日に腸内感染症を起こし、同病院に入院していた。このため23日に予定されていたバンデイランテス局のサンパウロ州知事選候補たちによるテレビ討論会には出演できなかったが、25日午後3時の時点では同日夕方のSBT局での討論会には出演する予定だ。同知事は世論調査では50%を超える支持を集め、再選が有力視されているが、それでも気苦労があるのか。
     ◎
 24日のサッカーサンパウロ州選手権、サンパウロは本拠地モルンビ・スタジアムでのサントスとのクラシコ(伝統カード)に2―1で勝利し、4連勝。これでチームは単独2位に浮上した。この日は、ガンソの後ろを向いた状態からの難易度の高いシュートと、パトの試合を決める決勝弾が光った。カカーの電撃加入以降、スター軍団の歯車が噛み合いはじめている。