共同通信社リオデジャネイロ支局長の遠藤幹宜さん(38、東京)が3年半の勤務を終えて16日に帰国、渡辺雅弘さん(46、埼玉)が新支局長に就任した。
東京大学教養学部で中南米を専攻した渡辺さんは、93年に卒業旅行としてバックパッカーで40日間南米を巡遊し、「日本文化があふれる当地の町並みに衝撃を受けた」という。W杯期間中も、応援のため40日間滞伯していた。
入社後はエジプト、メキシコ、米国ロサンゼルスに勤務、東京本社を経てリオに赴任した。「中南米は見ているだけで楽しい。今まで記事で読むだけだった現場を一通り見てみたい」と意気込んだ。
遠藤さんは、「自分で色々企画を立てて自由に取材できてよかった」と振り返り、日伯関係について「デカセギ帰伯者が架け橋になると言っている割に具体策に乏しい。日系人だからといって親日家というのは安易。もっと大事にすれば両国にとって役立つ人材になるはず」と話した。帰国後は東京本社国際ニュース外資部に勤務する。
タグ:W杯 デカセギ リオ 日系 伯 南米 日系人 日伯 リオデジャネイロ