25日に行なわれたサンパウロ州知事候補たちによるテレビ討論会では治安のことが議題に上がったが、この日はサンパウロ州保安局から7月の犯罪状況のデータが発表されたばかりだった。それによると7月に前月比での発生比率が最も上がったのは強盗で、サンパウロ州で12・62%、サンパウロ市で20・26%の上昇となった。これで強盗は14カ月連続で上昇を記録した。殺人もサンパウロ州で6・75%、サンパウロ市で3・61%上昇していた。その一方、自動車強盗はサンパウロ州、サンパウロ市共に約11%、窃盗も同じく共に約6%減少。強盗殺人もサンパウロ州で35・48%、サンパウロ市で45・45%減っていた。下がった分もあるのはあるが、不安が尽きぬ。
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26日にクラブ発足100周年を迎えたパルメイラスが、ロナウジーニョの獲得に向けて動いている。ロナウジーニョとは先週末から交渉を行なっており、パルメイラス側は月給20万レアルにプラスして出来高払いという条件を提示している。ロナウジーニョ側は固定給部分の割合を増やし、さらに背番号を100周年にちなみ「100番」を希望しているという。記念すべき年に全国選手権2部落ちをしないためにもまとめたい契約だろうが。
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25日、サンパウロ市では北部サンタナの観測所で30・9度を記録し、市内の一部では湿度が14%まで下がった。この湿度は北アフリカのあのサハラ砂漠並の数字で、チリのアタカマ砂漠よりやや高いという、世界的な砂漠にも並ぶ数字だ。26日には降雨が見られ、この後も28日まで雨が降りやすいとの予報が出ているが、水不足の心配は尽きない。