南京で開催されていたユースオリンピックが28日に終わり、ブラジルはメダル獲得数で9位に躍進した。
ユース五輪は14~18歳の選手のみで開催され、夏季五輪の年は冬季大会、冬季五輪の年は夏季大会が行われる。
初回の夏季大会は2010年のシンガポール大会で、この時のブラジルは金2、銀3、銅1の計6個のメダルを獲得。総合順位は21位だった。
ところが第2回目の夏季大会となった南京大会では、金6、銀8、銅1の計15個のメダルを獲得。総合順位は一躍9位となった。
今大会で注目を集めた選手の筆頭は、水泳の100メートル自由形で48秒25を出し、自分自身が持つユースの世界記録を更新したマテウス・サンタナ選手だ。この成績は成人選手の記録としても、今年6番目の好成績だ。ユース大会は最後となったマテウス選手は50メートル自由形と400メートルリレーにも出場し、各々銀メダルを獲得した。
また、女子体操の床で金メダルを獲得したフラビア・サライヴァ選手は最年少の14歳。大会直前にレベカ・アンドラーデ選手がケガで出場できなくなって呼ばれた選手だが、床で金、平均台と個人総合で銀の活躍を見せた。
男子テニスでは、ダブルスに出場したマルセロ・ゾルマンとオルランド・ルスの両選手が金。オルランド選手は個人でも銀を獲得した。テコンドー63キロ級では、3月に台北で行われた世界ジュニア&ユース世界大会で優勝した16歳のエディヴァル・マルケス選手が金を獲得した。
女子ビーチバレーのドゥーダ/パティ組もカナダ選手達を破って優勝を飾った。
7カ国の選手がGeesinkと呼ばれるチームを組んで戦った柔道女子のラヤナ・コウマン選手も52キロ以下級で金メダルを獲得した。
アーチェリーで銀メダルを獲得したマルクス・ヴィニシウス選手や、伝統的にアジア勢が強い卓球男子で銅メダルを獲得したウゴ・カウデラノ選手も今後が期待される。(28日付エスタード紙、スポーツ省サイトなどより)