13日に起きたエドゥアルド・カンポス氏を乗せた飛行機の墜落事故で被害を受けたサンパウロ州サントスの民家の住人が、損害賠償を求めている。カンポス氏の弟で弁護士のアントニオ氏は28日、現地を訪れ、被害者たちと対話の時を持った。同氏がカンポス氏の家族と共に被害者への弁償を行なうと約束したという住民もいるが、アントニオ氏は「責任の所在が明確でない」として、住民側の発言を否定した。被害にあったスポーツジムの所有者は「墜落事故で16人の従業員は仕事ができないでいる」と嘆き、別の被害者女性も「隕石が落ちたならともかく、飛行機なのだから持ち主はいる」と主張している。
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27日午前、サンパウロ市7月9日通りのベラ・ヴィスタ(中央部)周辺で、運行中のバスに押し入った強盗を非番の軍警が射殺した。軍警によると、2人組の強盗は西部ジャルジンスでバスに乗り、しばらくして犯行を宣言。2人は乗客の財布や携帯電話を巻き上げ、車掌が受け取った金を奪った。最後に狙われた軍警は所持品を差し出したが、強盗が身体検査をしようとしたため発砲。強盗の1人は死亡し、もう1人も左腕を撃たれて逃げたが逮捕された。事件解決は何よりだが、乗客には恐怖の瞬間だ。
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27日にブラジル杯16強による最初の試合が計7試合行なわれたが、コリンチャンス、ボタフォゴ、アトレチコ・パラナエンセがいずれも全国選手権2部以下のチームに敗れた。その一方、全国選手権1位を走るクルゼイロは主力温存にもかかわらずサンタリタに5―0で圧勝。貫禄の違いを見せつけた。