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敬宮愛子内親王の誕生を祝って植樹した記念桜の下で、ロンドリーナ熊本県人会会員ら
敬宮愛子内親王の誕生を祝って植樹した記念桜の下で、ロンドリーナ熊本県人会会員ら

汎ロ熊本県人会=上村農場に花見ピクニック=マウア市の会員と交流

 汎ロンドリーナ熊本県人会(西村鉄夫会長)が6月29日、ロンドリーナ市から百キロの高原地にあるマウア・ダ・セーラ市の上村農場を訪れる花見ピクニックを挙行した。
 同会会員で、マウア文協会長をつとめる上村勇之さんの農場には、2002年に敬宮愛子内親王のご誕生を祝って、中川トミさん(笠戸丸最後の移民)をはじめ、会員らで植樹した桜が植えられている。当時はわずか50センチだった苗木は、大きく成長して満開で一行を迎えた。
 その後、平山パウロさんと上村会長の案内で、富士山と富士五湖を模した市公園や、街路樹として咲き誇っている桜も鑑賞した。
 正午からは、大農で知られる会員・上村英臣さんの邸宅で開かれたシュラスコ会に参加。マウア市の日系家族による高齢者の集いも行なわれ、高齢者30人、西村会長の家族を合わせて60人でにぎわった。
 高齢者会の平山ペードロ会長は、ユーモアあふれる司会で出演者を紹介、日本の懐かしい童謡から民謡、詩吟、浪曲が披露された。
 英臣さんの邸宅にも雪割桜や沖縄桜約百本が植えられてあり、当日、沖縄桜は見事に咲き誇って、今日のよき日を祝福、文字通りの花を添えていた。
 ロ市の会員はマウアの会員や高齢者会の温かいもてなしに感謝しながら、午後5時に出発して帰路についた。