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東西南北

 サッカーW杯後にドゥンガ監督になってからの初の公式試合が5日に行なわれ、セレソンは強敵コロンビア相手に危なげない試合で1―0で勝利し、初陣を白星で飾った。勝利を決めたのはネイマールのゴール右上隅に決めた芸術的なフリーキックだったが、それ以外でも、フォワードのジエゴ・タルデッリが攻守に動き回った運動量の多さや、両サイドバックの安定感のある守備、先発出場のオスカール以上に高い評価を受けたエヴェルトン・リベイロなど、褒められるポイントが多く、ドゥンガ監督も「正直、予想以上だ」と満足した。次戦はブラジリア時間の本日夜10時から、ニュージャージーでのエクアドル戦だ。
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 4日、サンパウロ市東部のジャルジン・エレーナで、保育園のバスから2歳の男児が落ちる事故が落ちた。運転手はそれに気がつかず、その男児の自宅に近づいたときにはじめて気がついた。運転手と母親は必死に男児を探したが、やがて運転手の携帯電話に連絡があり、その子が通行人の女性に助けられ、東部イタケラの病院にいると告げられた。「(車から落ちたのに)怪我も大したことはなく、神に感謝だ」と男児の父親は語っている。
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 日曜日と重なったため忘れられがちだったが、7日は「独立記念日」だった。ブラジリアでは例年通り、記念広場で軍によるパレードが行なわれ、3万人ほどの群集がつめかけ、ジウマ大統領が参列した。奇しくもこの数日前にペトロブラスのスキャンダルが発覚し、疑惑の連立与党関係者は欠席。大統領も記念日の余韻に浸る余裕はなかったかもしれないが。