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タグアチンガ校の授業を見学する参加者
タグアチンガ校の授業を見学する参加者

聖南西教育研究会=ブラジリアで区域外研修=充実の研修に喜びの声

 聖南西教育研究会(渡辺久洋会長)が8月29から31日まで、国際交流基金「さくらネットワーク」支援による区域外研修を行なった。地区内の日本語学校教師17人と文協役員など関係者8人が参加し、初となるブラジリア訪問を行った。
 初日昼過ぎに到着し、夕方からブラジリア日本語モデル校を訪問。同校教師らを交え、ブラジリア日本語普及協会の三分一貴美子理事長や矢田正江副理事長から、同校の変遷、活動状況などが説明された。二日目午前に同校の授業見学を行い、午後は約30キロ離れたタグアチンガ日本語学校へ。最終日は市内観光を行なった。
 研修後、参加教師からは「首都を初めて訪れた経験は、ブラジルの日語教師として非常に意義があった」「状況が異なる地区との交流は本当に勉強になる」「私費旅行では、ここまで区域外の日系社会に触れることはできなかった」と充実の声が聞かれた。
 また「同じ地区の先生方と交流を深める意味でも研修旅行は大事なこと」「仲間と一緒に動く中で、普段とは違った話を聞くことができた」と、参加者同士の親睦の深まりも実感した様子。「隣国の日本語教育の現状に興味がある」など、他国の教育事情視察を希望する声もあった。