ワンワン会が5日、サンパウロ州タウバテ市の空軍基地の創立28周年式典に参加し、〃平和の木〃イチョウの苗木を植樹した。ブラジリアから訪れたエドワルド・ジニス中将やアキリス・フルラン・ネット部隊長はじめ、軍関係者とその家族約30人が出席した。
70年間は植物が生育できないといわれた原爆投下後の広島で、真っ先に芽を吹き返したイチョウは平和の象徴とされている。同会ではこれまでも平和運動として、バンデイランテス宮殿と陸軍聖南方面基地にイチョウを植樹してきた。
平崎靖之会長が軍隊関係者と親交があったことで招かれた。ワンワン会から同会長はじめ日野寛幸事務局長、会員の森ペドロ、山本恒夫、矢野敬崇さん5人が基地を訪れ、植樹を行った。
アキリス部隊長は「部隊の隊員にも平和の意識を高く持ってもらいたい」と感謝を述べた。