ブラジル国内の景気は後退期に入ったが、「スーパーリッチ」の数はむしろ劇的に伸びている。
2014年のブラジル国内の億万長者の総数は61名で、世界経済を牽引する国々に肩を並べ、UBS銀行(スイス)の発表した国別億万長者数ランキングトップ10入りを果たした。
この61名の資産の合計はブラジルの国内総生産(GDP)の8%に匹敵し、ニュージーランド、バングラデシュ、ベトナムを含む100カ国のGDPよりも大きい。
ランキングは個人総資産が10億USドルを超える人物の数を基準にしている。
ブラジルでの億万長者の数は前年比22%の伸び、伝統的な経済大国のフランス、イタリア、カナダ、日本を上回った。
今年新しく億万長者となった11人を含む、61人全員の資産合計は1820億USドルとなった。
億万長者数が世界第6位、ラ米ではトップの都市、サンパウロは36人の億万長者を抱え、全員の総資産は910億USドル。22名が一代で財産を築き上げ、30人はブラジル国内で生まれたが、12人は大学を卒業していない。(18日付エスタード紙より)
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