ポーランドで開催中のバレーボールW杯で17日、ブラジル男子がロシアをセットカウント3―0で下して準決勝進出を決め、20日にフランスと準決勝を戦うと18、19日付伯字紙が報じた。
16日のポーランド戦に敗れ、準決勝進出のために勝利が義務付けられたブラジルは、敗戦で露になった課題を克服。「準決勝前に負けるなんて考えてもいなかったから、皆の結束が一段と高まった」とブルニーニョは語った。
ブラジルはポーランド戦に出場しなかったムリーロが復帰。ロシアも巨人ムレルスキーを中心に戦ったが、ブラジルには歯が立たなかった。ヴァラッセにとっては、ロシアの挑発に乗らず平常心で戦うことが何より重要だった。「常に彼らが仕掛けてくる挑発を無視したよ。そのせいで彼ら自身のリズムが狂ったんじゃないかな」とウォラスはいう。
18日にロシアをセットカウント3―2で破ったポーランドが勝ち点6でグループHの首位に立ち、ブラジルは同グループ2位になった。同じ日にイランをセットカウント3―2で降し、グループGを首位で通過したフランスとの準決勝は20日の午前11時40分から。準決勝のもう一方はH組首位のポーランド対G組2位のドイツで、同日午後3時25分から。
決勝はブラジリア時間の21日午後3時25分から。ブラジルは02年、06年、10年に続く4連覇を目指している。「自分達だけじゃなく、国全体の名誉を守るために戦う」とムリーロは締めくくった。
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