リオデジャネイロ市南部のラゴア・ロドリゴ・デ・フレイタスで20日、国立ガン院(Inca)への寄付を募るため、マラソンランナー3人が13時間の慈善マラソンを行った。
この慈善マラソンは母親が乳ガンを患ったが完治した事に感謝したマルシオ・ヴィラールが4年前から企画しており、企画に賛同したマラソンランナーのニウトン・アマラル氏とセルジオ・コルデイロ氏や一般参加者が集った。この日の走行距離は約100キロだ。
マルシオ氏は最初、リオ市からブジオス市までの200キロを走破。その次は、リオ市からミナス・ジェライス州のサンロウレンソまでの300キロを走り、その次はリオ市からパラチー市までの280キロを走った。昨年はラゴアの周りを24時間走ったという。
今年の走行距離が短いのは、ラゴア地区を未明に走るのは危険との判断から。昨年は3人と一緒に走った人も多く、寄付もたくさん集まったためにもう一度ラゴア地区を選んだが、今年の時間は朝の7時から夜8時までの13時間とした。
この慈善マラソンにはスポンサーは就いていないため、希望者がマラソンランナー達と伴走してもシャツや水といったものは何ももらえない。
寄付の品は、スケート公園の傍に設けたフォーリョス・ド・ヴェントのテントで随時受け付けており、寄付した人はイベント後にIncaのボランティアと連絡を取るよう求められている。
同日12時40分現在で集まった寄付の粉ミルクは1500缶(袋)で、イベント終了時には4千に達する見込みだ。(20日付アジェンシア・ブラジルより)