20日、21日にサンパウロ市アニェンビー・モルンビー大学で第8回となる『パラダール・コジーニャ・ド・ブラジル』が開催され、6500人で賑わった。
ブラジル料理の幅の広さと奥深さを味わえるイベントは、国内の著名シェフを迎えた料理教室やシェフ達自慢の品の有料試食会、ワークショップなど、82のプログラムからなり、初日は3千人、2日目も3500人で大賑わいとなった。
講師を務めたのは、世界的にも知られるレストラン「DOM」の名シェフ、アレックス・アタラ氏をはじめ、『ラ米の優良レストラン50選』に入った「マニ」のエレナ・リーゾ氏とダニエル・レドンド氏夫妻、同「モコト」のロドリゴ・オリヴェイラ氏などの名だたるシェフ達だ。
街頭の屋台程度の値段でシェフの料理が味わえる「メルカード・パラダール」も好評で、400食分のサンドイッチが4時間で完売。各々のシェフが自分の店で出す品を次々に試せる「メルカード」は入場制限がなく、フランス料理やイタリア料理にヒントを得た創作料理、マセイオーのバターやヴィットリアの蟹、バイア州テレザ・パインのデンデやしといった地元の食材を生かした料理などに皆が舌鼓を打った。
名シェフの横で一緒に料理を作るワークショップでは、パンや菓子類なども登場。会場では、サウトン社が選んで送ってきたワインや、クリチバ市の「バリスタ・コーヒー・バー」の名バリスタ、レオ・モッソ氏が淹れるカフェなども振舞われた。
6500人が参加し、週末の2日間にわたって開催された『パラダール・コジーニャ・ド・ブラジル』は、社会ネットワークを含む批評会で幕を閉じた。(21、22日付エスタード紙より)