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臓器提供者90%増える=手術の95%はSUSで=移植待つ人は3万人台に

 保健省が24日朝、ブラジルの2008~13年の臓器提供者数は90%増え、2562人に達したと発表したと同日付G1サイトが報じた。
 24日の発表は「全国臓器提供週間」の一環として行われたもので、13年の臓器提供者は2562人。2008年の1350人だった事を考えると、提供者は90%増えている。国家臓器移植システムの総合コーディネーター、ファウスト・ペレイラ氏は「このペースなら、100万人に付き14人の臓器提供者という目標は今年中に達成できそうだ」という。
 一方、臓器移植を待つ人の数は、6万4774人から3万7736人に42%減少した。ペレイラ氏は、航空会社がスポンサーとなってくれた事や家族への啓蒙活動が提供社の増加や移植を待つ人の減少につながったと見ている。
 移植待ちの人の減少の原因の一つは、角膜移植の手術が順調に伸びている事だ。今年前半に行われた角膜移植は6600件で、同期間中の臓器移植の57・9%を締めている。これにより、サンパウロ州やアクレ、南マット・グロッソ、ペルナンブコ、南大河の各州では角膜移植を待つ人の列はゼロとなった。
 現在のブラジルでの臓器移植の手術の数は世界2位とされ、その大半(95%)はSUS(統一医療保険システム)を通して行われている。
 生きた人からの臓器移植は、片方の腎臓、肝臓や骨髄、肺の一部が可能で、配偶者や4新党までの親族からの臓器移植は司法当局の許可がなくても実行できる。
 死んだ人からの臓器移植は死因やそれ以前の健康状態などによる制限があるが、心臓、すい臓、肺、肝臓、大腸、腎臓、角膜、骨、皮膚、腱、血管の提供が可能だ。1月にリオ市で起きた抗議行動の撮影中にロケット弾に頭部を直撃されて死亡したカメラマンのサンチアゴ・アンドラーデさん(49)の腎臓と肝臓、角膜は、遺族の同意により5人の人に移植され、今も行き続けている。
 22日付オ・ジア紙サイトによれば、リオ州での1~9月の臓器提供数は2008年の年間提供数の3倍に増えた。同州で最も必要とされている臓器は腎臓で、約2400人が適合する臓器の提供者が現れるのを待っているという。
 臓器提供の意思がある人は、運転免許証やフェイスブック上でもその事を表明できる。また、事故や事件で急逝した場合には、遺族が同意すれば特別な書類がなくても臓器提供が可能だ。

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