南大河州ポルト・アレグレ市で先月16、17日に行われた日本祭りの展示ブースの一角で、手製の資料を使って岐阜県のPR活動に励んでいた。春色の着物に身を包み、「県費留学はいい思い出ばかり。こうした活動が恩返しになれば」と笑顔で話す。
普段は理学療法士として同市で働く。2012年に岐阜大学に留学。天皇陛下も臨席された障害者スポーツ大会「岐阜清流国体」にボランティア参加したことが強く思い出に残っているという。
岐阜県の説明を受けたダニエル・フラガ(19)、アナパウラ・カストロさん(24)は、「日本には魚料理しかないと思っていたけど、飛騨牛はとても美味しそうだ」「鵜飼い(鵜を飼い馴らして魚を獲らせる漁法)なんて漁法は想像したことも無かった。岐阜はファンタスティックな所ね」と興味を持ったようだった。
説明後、「資料をもっと用意しておけば…」と反省する彼女。「来年はもっとしっかりした展示資料を作らなければ」とリベンジに燃えている。(石)
タグ:日本祭り