中央銀行が18日、2013年の農牧地の価格は2002年比308%上がり、ヘクタール当たりでは2600レアル(以下、レ)が1万600レになったと発表したと19日付エスタード紙が報じた。
農牧地の価格上昇は国際的な需要が増えた大豆やトウモロコシなどのコモディティ価格の上昇を反映したもので、畑地の全国平均額は02年の5750・11レが1万9836・98レに244・98%値上り。13年の地方毎の平均価格と上昇率は、北部6068・77レ(509・70%)、北東部8405・05レ(370・81%)、中西部1万5509・07レ(329・60%)、南東部1万5848・82レ(325・79%)、南部2万8867・67レ(222・74%)だった。
一方、牧草地の全国平均価格は、1541・98レが6830・04レに342・94%値上り。13年の地方別価格と上昇率は、北東部3110・23レ(178・28%)、北部3408・56レ(365・79%)、南東部7236・18レ(348・48%)、中西部7810・99レ(456・35%)、南部1万3114・32レ(290・23%)となっている。
土地価格が最も上がったのはトカンチンス州で、550・31レが4394・39レに698・53%上昇。2位の南マット・グロッソ州は1512・66レが1万76・11レに585・95%、3位のセルジッピも937・08レが6356・51レに578・33%値上りした。
価格急騰の北部での13年の農牧業の生産グロス価格(減価償却費を含む生産量額)は196億8千万レに達したが、今年は9・7%減の177億レと見られている。
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