25日、サンパウロ州保安局は8月の州内、サンパウロ市内に関する犯罪白書を発表した。それによると、州内、サンパウロ市内でともに強盗件数が10%以上増えていることがわかった。強盗はサンパウロ州、サンパウロ市共に15カ月連続で増えている。また、サンパウロ市に限っては、殺人事件が13・5%、強盗殺人の被害者が18・2%増えている。同月のサンパウロ州内の殺人事件の件数は12・6%減、強盗殺人は3・1%増だった。また、州内、サンパウロ市内ともに自動車強盗の件数は10%以上減っているが、無人状態の自動車を盗む件数はわずかに増えている。サンパウロ市で強盗事件が最も多かったのは南部のジャルジン・ミリアンで417件を記録した。
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銀行が30日からストに入る可能性が出てきた。労組は全国銀行連盟に対し、7度にわたる賃金交渉を行なってきたが、25日に労組側が連盟の出してきた提案を却下した。労組側が12・5%の賃金上昇を求めているのに対し、連盟の調整は7%に終わっていた。労組側は29日にもう1度会議を行ない、連盟との交渉に臨むが、それでもダメならスト突入となる。選挙前のギリギリの交渉となるが、果たして要求は通るか?
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サンパウロFCのムリシー・ラマーリョ監督が25日、練習直前に気分が悪くなり、サンパウロ市サンルイス病院に緊急入院した。原因は頻脈で、投薬によって具合は良くなったが、病院側は大事をとり、数日間入院して治療するよう言い渡した。これにより、きょう本拠地モルンビで行なわれる対フルミネンセ戦の指揮は取れないことになる。選手たちの奮起に期待したい。