1日朝、サンパウロ市東部のサポペンバのファヴェーラで火災が発生し、焼け跡から黒こげとなった遺体が発見されたと同日付G1サイトなどが報じた。
火災が発生したのはテネンテ・ラウロ・ソドレ大通り沿いのファヴェーラで、6時頃上がった火の手は、木材などの燃えやすい材料で立てられた家が密集していた事と強風が重なり、瞬く間に燃え広がり、離れた所からも炎が見えたという。
現場には消防士約80人が駆けつけ、必死の消火活動を行ったが、火の手が収まったのは7時半頃。消防は午前9時頃、火種の有無を確認して完全に消す作業と共に、現場検証を行った。
消防によると、家屋86軒が焼失し、現場からは黒焦げになった遺体も1体みつかった。
火災の原因は調査中だが、区役所の担当者らも現場に赴き、焼け出された人々に支援の手を差し伸べている。