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ペルー新報社長が来社=『在ペルー邦人=75年の歩み』=西語版発刊

マルティナさん

マルティナさん

 ペルー新報社のマルティナ・長谷川・デ・五十嵐社長が裏千家記念式典参加のため先月末に来聖し、18日に本紙を訪れ、同社が74年に刊行した『在ペルー邦人75年の歩み』の西語版が先月27日に発売されたことを報告した。
 同書は1899年から74年までの日系移民についてまとめた日本語版だが、すでに同地日系社会ではスペイン語人口が圧倒的になっている関係から、出版費用を日系人篤志家のミヤザト・エンリケ氏が負担して、先月27日に西語翻訳版を刊行した。
 マルティナ社長は「日本人の歴史を残すために、多くの方が協力してくれた。次は75年から現在に至るまでのものを作らなければ」と意気込んだ。

『在ペルー邦人75年の歩み』

『在ペルー邦人75年の歩み』

 同社は1950年にマルティナ社長の祖父にあたる長谷川治朗氏が創設した。同社が刊行している邦字紙『ペルー新報』は、タブロイドサイズ約20ページ。基本は西語だが、日本のニュースを扱う4ページ分は日本語。火~日曜日の週5回、約2500部発行。