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 モジ文協の臨時総会では、一世が日本語で加わった後半から一気に過熱し、綱木憲明元文協理事長は「1950年にモジに入植して文協に参加しているが、今日の様にトゲトゲしい会議は初めて見た」「役員はもっと会員の満足する運営をすべき」などと諌めた。その結果、当日承認されたのは、秋祭り会場となっている総合運動場に独自のCNPJ(納税証明番号)を取る件のみ。これは以前から消防署から指導されていた点で、来年の同イベント開催に関わる喫緊の問題として承認された。この問題、円満解決には時間がかかりそうだ。
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 先月日本から40人以上が来伯して、70人の僧侶を先頭に平和大行進した本門佛立宗。その参加者、京都妙福寺の教務がブログ(hbs-buddhist -genkun.blogspot.com. br)で感想を綴っている。なんでも7日間でブラジル内の10寺を訪問、全3800キロを移動する強行軍の日程で、日伯の心理的な距離をグッと縮めたようだ。今度は、今月12日にコレイア教伯教区長が訪日し、京都佛立ミュージアムで講演を行うとか。詳細は同ミュージアムのサイト(hbsmuseum. jp)で。
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 ジョルナル・ニッパキの調べによれば、サンパウロ州議の日系立候補者は33人もおり、政見放送で日本刀を持って「サムライに一票を」と訴えるペドロ・カカー氏や、わずか18歳のリカルド・オカダ氏やら変った候補も。サンパウロ州の連邦下議候補も35人おり、「サイトーサン」という「さん」付きの人、「タバタ・ヤマウチ」という苗字二つに見える人も。この日曜が投票日だが、いったい何人が当選するだろうか。