5日に行われた統一選挙の当票で、大票田のサンパウロ州やミナス、バイアなど13州の知事が決定と6日付伯字紙が報じた。
当選知事は、民主運動党(PMDB)4人、労働者党(PT)3人、民主社会党(PSDB)2人、ブラジル社会党(PSB)とブラジル共産党(PCdoB)、民主労働党(PDT)、社会民主党(PSD)各1人。
PMDBは、セルジッピのジャクソン・バレット知事とアラゴアスのレナン・フィーニョ氏、エスピリトサントのパウロ・アルトゥンギ氏、トカンチンスのマルセロ・ミランダ氏が当選した。
PTは、ミナス州で元通商開発相のフェルナンド・ピメンテル氏がPSDBのピメンタ・ダ・ヴェイガ氏を抑え、12年間続いたPSDB政権を覆した。PTは同州知事選で初勝利。バイアはルイ・コスタ氏、ピアウイもウェリングトン・ジアス氏が当選した。
PSDBからは国内最大の票田のサンパウロ州ジェラウド・アウキミン知事とパラナのベト・リシャ知事で、アウキミン氏は2位のパウロ・スカッフ氏(PMDB)に35・8%ポイント、リシャ氏も2位のロベルト・レキオン氏(PMDB)に27・9%ポイントの差をつけて圧勝。アウキミン氏は、州内645市中644市で勝利した。
ペルナンブコでは、PSBのパウロ・カマラ氏が68・0%で勝利し、同州内のPSBの結束の固さと故エドゥアルド・カンポス氏の影響力の強さを証明した。
PSDはサンタ・カタリーナのライムンド・コロンボ知事が再選。マラニョンではPCdoBのフラヴィオ・ジノ氏がロボン鉱山動力相の息子のロボン・フィーリョ氏(PMDB)を破り、50年以上続いたサルネイ一家の牙城を崩した。マット・グロッソではPDTのペドロ・タッケス氏が当選した。
それ以外の州は決戦投票となる。アルーダ元知事がフィッシャ・リンパ法で出馬資格を失った連邦直轄区では、アギネロ知事も3位でおわり、再選の道が絶たれた。リオではPMDBのルイス・F・ペゾン知事とブラジル共和党(PRB)のマルセロ・クリヴェラ氏、南大河では直前まで支持率が低かったPMDBのジョゼ・イボ・サルトリ氏とPTのタルソ・ジェンロ知事、北大河ではエンリケ・アウヴェス下院議長(PMDB)とPSDのロブソン・ファリア氏、アクレではPTのチアン・ヴィアナ知事がPSDBのマルシオ・ビタル氏と戦う。
アマゾニアでは上位2人の候補の得票率が43・1%対43・0%。ロライマは35・8%対35・4%、パライバやセアラでも47・4%対46・0%と47・8%対46・4%のように接戦の州があり、決選投票の行方が注目される。
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