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東西南北

 アエシオ氏の逆転劇で話題となった今年の大統領選一次投票だったが、もうひとつの話題は、4位にルシアナ・ジェンロ氏(社会主義自由党・PSOL)が入ったことだ。党の知名度では、エヴェラウド氏のキリスト教社会党(PSC)やエドゥアルド・ジェルジュ氏の緑の党(PV)の方が上だったが、テレビ討論会での言説の鋭さで一躍注目されていた。特に、レコルデ局での討論会で、同性愛者差別発言を行なったレヴィ・フィデリックス氏(労働者革新党・PRTB)に反論して激しく言い争い、LGBT団体からの厚い支持も集めた。なお、フィデリックス氏は7位で終わった。
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 今年の下院議員選挙で最多得票を獲得したのはサンパウロ州選出のセウソ・ルッソマノ氏(ブラジル共和党・PRB)で、得票数は152万4361票だった。12年のサンパウロ市市長選で、投票日直前まで支持率1位ながら逆転で敗れたことでも知られる同氏は、16年のサンパウロ市市長選に再挑戦する意向もある。リオ州の上院議員選では、かつてのサッカーの名選手ロマーリオ(ブラジル社会党・PSB)が、前回の下院選に続いての当選を果たし、政治家として順調なキャリアを積み続けている。
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 サンパウロ州上議選では前回の大統領候補ジョゼ・セーラ氏(民主社会党・PSDB)が24年間同職をつとめたエドゥアルド・スプリシー氏(労働者党・PT)に勝利した。ユニークな言動でも知られるスプリシー氏は敗戦後、今後について「息子(パンク歌手のスープラ)が米国公演するから一緒に行って歌手になろうかな」と語っていた。