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東西南北

 6日、サンパウロ市南部のイビラプエラとカンポ・ベロ、西部のモルンビという、それぞれ地理的に離れたところで、同じグループによる連続強盗事件が発生した。3人の犯罪者たちは6日23時、銀色の盗用車に乗って、カンポ・ベロとイビラプエラで通行人やバイク運転手ら少なくとも6人を襲った。その後にモルンビに向かい、高級車1台を盗んだ上、通行人や車の運転手ら少なくとも9人から金品を奪った。通報を受けた軍警の追跡により、まず1人が逮捕され、その後にさらに2人が逮捕されたが、軍警によると、この3人は南部カンポ・リンポの住人で、地元でかなり悪名高い強盗だったという。
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 5日の統一選挙の投票日に、道に散乱していた選挙用のビラに足を取られ、地面に倒れて顔や手に負傷したサンパウロ州サンカルロスのローザ・マリア・スタンカッチさん(70)がG1サイトの取材に答えた。右目のあざがまだ痛々しいローザさんは、病院に運ばれて投票し損なったことを心底悔やんでいる。ブラジルでは70歳以上は任意投票だが、ローザさんは一票を大切にしていた。さらに「今度散乱してたらもう投票しない」とも。こういう人もいるので、ビラのばらまきはご遠慮を。
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 大統領選挙に出馬したエヴェラウド牧師が8日、同氏のキリスト教社会党(PSC)が大統領選決選投票でアエシオ氏を支持することを正式に表明した。同氏の大統領選での支持率は0・75%と決して大きなものではないが、PSCはエヴェラウド氏の出馬前までジウマ政権支持だったから、PT的にはショックな鞍替え発表か。