景気が好調だった時期に建設が決まり、近年開店したショッピングセンターが入居希望店舗の確保に苦労している。
8日付エスタード紙によると、2013年に開店したショッピングセンター36軒について調べたところ、6月の占有スペースは平均57%で、昨年末の50%から大きな変化はなかった。
ショッピングセンター全体で見た場合のスペース占有率は97%で、店舗の確保が難しいのは、全体的な傾向ではない。
だが、近年開設した店は建設計画時とは経済状況が大きく異なり、店舗数がなかなか増えない。中には、同じ地域に複数の店が開設され、閑古鳥が鳴く例もあり、家賃割引や店舗改造費の援助などまで行って店舗を確保しようとするところさえあるという。
経営状態が厳しいのは小売店側も同じだ。オ・ボチカリオやカカウ・ショウなどは拡張計画の見直しはないというが、下着類専門のHopeは今年の開店数を当初予定の50店舗から35店舗に削減。サングラスなどを扱うチリ・ビーンズも今年の開店数は近年の半分の45に絞っている。
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