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19日から夏時間開始=今回は1週長い126日間

 鉱山動力省が14日、今年の夏時間は19日から始まり、2億7800万レアルの節電となる見込みと発表したと14日付G1サイトが報じた。
 今回の夏時間の適用は、連邦直轄区とエスピリトサント、ゴイアス、マット・グロッソ、南マット・グロッソ、ミナス、パラナ、リオ、南大河、サンタカタリーナ、サンパウロの10州で、これらの州では19日の午前0時に時計の針を1時間進める事になる。
 今回の夏時間は、15年のカーニバルが2月17日のため、カーニバル前の週末の混乱を避ける意味で、2月22日までの126日間の適用となる。
 夏時間の適用による経済効果は電力消費量の低下などに表れる。2013年10月から14年2月にかけての夏時間適用期間中は、4億500万レアル分の節電効果があったとされている。
 この夏は少雨による干ばつや水力発電量の低下などが懸念されており、夏時間適用の意味は、例年以上に大きい。また、電力の需要が減れば、発電所の設備や送電線に対する負荷も減り、メインテナンスも行い易くなる。広域停電などの起きるリスクも減るはずだ。
 また、まだ明るい内に帰宅できる事で治安面でも安心できるとの声や、友人や知人と交流する時間がとりやすくなるとの意見もある。
 ブラジルでの夏時間が最初に適用されたのは1931年から32年にかけてだ。以後、適用する州の数などには変化があったが、今回は39回目の適用となる。