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南大河で雹や洪水の被害=2日連続で州都など襲う

 南大河州では16、17日と連続して大粒の雹が降り、家屋の損壊や洪水などが起きている。17日付G1サイトによると、州都のポルト・アレグレでは、道の真ん中に大きな穴が開き、市民の生活にも支障が生じているという。
 17日の降雹は、州西部のロザリオ・ド・スルで少なくとも100軒に被害をもたらした。北部のキントン、中西部のカンパーニャなどでも被害が出ているようだ。ポルト・アレグレ市内でも未明に降雹を見ている。
 また、雹以外にも、カノアス、グラヴァタイ、サンレオポウド、サプカイア・ド・スルなど、広い範囲で強い雨や風の被害が出ている。
 南大河州で天候の乱れは16日未明からで、南部のカングスでは落雷のため、12歳の少年が死亡した。北部のセルトンでも、強風にあおられて飛んできた屋根瓦の破片と門がぶつかり、74歳女性が死亡している。
 州内ではCeee(州電力公社)が担当するエルドラード・ド・スル、アロイオ・ドス・ラトスなどの市で停電が起き、少なくとも4万4千人が被害を受けた。ポルト・アレグレでも、イパネマやカマクアン、イジエノポリスなどで停電が起きている。停電はRGEが担当する地域でも起きており、2万2千人以上が被害を受けている。
 強い雨に見舞われたポルト・アレグレでは洪水や倒木などの被害が発生した他、トレス・フィゲイラス地区で路面陥没も起きた。強い雨が続くため、路面の修理は20日以降となる見込みだ。