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「五節句を文化遺産に!」=徳永こいのぼり社長来伯

 「〃日本の五節句〃をユネスコ無形文化遺産登録に!」のかけ声のもと、今年2月、日本の節句文化を継承する会(八木駿一郎会長)が日本で発足した。賛同団体からの署名を集めるため、徳永深二実行委員長(67、岡山)が7日に来伯し、9日に本紙を訪れ、協力を呼びかけた。
 同会は五節句の認知向上と伝統文化の継承を目的に活動している。ユネスコへの申請を行うには、申請専門の実行委員会を立ち上げる必要があり、実行委員会立ち上げには、300団体からの賛同署名が必要となる。
 徳永さんは七夕祭りが当地で市民権を得ていることに触れ「日系人の方々の活動は素晴らしい。日系人の方々からの賛同を示せれば、日本人にとって節句文化が大切なものであることがより伝わり、申請登録に際して、大きな意味を持つことになります」と重要性を語った。
 7日に訪れた南大河州ポルト・アレグレでは、同地文協など20団体から署名を集めた。サンパウロ市では県連を中心に協力を求めるほか、「菊の節句ならば、菊栽培業者の方に、端午の節句ならば、鎧兜を使う剣道団体の方々に」と各節句に関連した事業を行う団体から協力を得たいと話した。
 賛同希望団体は同会(メール=info@go-sekku.org)に問い合わせのこと。