ペルーの首都リマには、なぜか屋根のない家がチラホラ。ガイドによれば、家が完成してしまうと不動産税がかかるため、あえて未完成のまま住んでいるとか。鉄筋の骨組みが天に向かって突き出しているのは、「この建物は未完成」というサイン。年間を通して雨が降らないからこそ出来る〃税金対策〃のようだ。それにしても、税金を払うくらいなら、鉄筋の飛び出した屋根なし状態で住んでやろうというのは、ある意味度胸が据わっている、それともセコイだけ?
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エクアドルの2補習授業校の合同運動会では、昼食には魚の卸や輸出をしているグアヤキル校の父兄が刺身を振る舞い、普段生魚を滅多に口にできないキト一行は大喜び。食事後には生徒たちが自然とサッカーなどを始め、両校生徒が一緒に遊んだ。グアヤキル校出身で現在講師をしている古木みのりさん(23)は「キトの子たちはよく日本語がわかってますね。こちらはみんな先週やったことを毎週忘れている。それでも繰り返し繰り返し続けるしかないです」と話す。どこの国でも日本語教師の悩みは尽きない?