福井県文化協会会創立60周年記念式典に参加した畑孝幸県議会議員(66、福井)と福井県日伯援護協会の大西義幸常任理事(72、福井)が13日、有明正一会長、西川修治副会長、橋本巨太郎理事とともに来社し、サンパウロ州アルジャー市訪問の報告を行った。
同市は1983年、市職員の西村順子さんが県費研修生となった事をきっかけに福井県との繋がりを持った。アルジャー日本語学校は、福井県大安寺小学校と20年間に渡り絵画交流を行っている。
畑さんの父、故・柳澤義孝さんは、福井県農協五連会長として農業指導員のブラジル派遣を行うなど、日伯交流に貢献した人物。市内には、柳澤さんの故郷に因んで命名された「大安寺公園」も存在する。
二人は同校を訪問し、絵画交流の継続と今後の友好交流を確認。大安寺公園では、建設記念碑の状態などを視察した。両氏は「現地を訪れて交流の歴史を実感した。今後も交流強化に努めたい」と交流継続に向けて意欲を語った。畑さんは今回来伯6回目、大西さんもブラジル好きとあって来伯10回目を数えた。
訪問の模様を聞いた有明正一会長は、「今回の記念式典が成功したのも、こうした日ごろの交流があったからこそ。また、ブラジルを愛し、交流に尽力してくださる2人は貴重な存在だ」と感謝を述べた。
タグ:写真ニュース