26日、大統領選と並行して知事選の決選投票も行なわれ、13州と連邦直轄区で新たに知事が選出された。27日付伯字紙が報じている。
16年の五輪開催などで注目が集まるリオ州では現職のルイス・ペゾン氏(民主運動党・PMDB)が元水産相のマルセロ・クリヴェラ氏(ブラジル共和党・PRB)を56%対44%で破って当選した。これでリオ州知事は5期連続でPMDB出身者となった。
連邦直轄区では、故エドゥアルド・カンポス氏の右腕的存在でもあったブラジル社会党の元上院リーダー、ロドリゴ・ロレンベルギ氏がジョフラン・フレジャ氏(共和党・PR)を破って当選した。
南大河州ではPMDBのジョゼ・イヴォ・サルトリ氏が、今回の大統領選に出馬し4位になったルシアナ・ジェンロ氏(社会主義自由党・PSOL)の父親で、現職知事のタルソ・ジェンロ氏(労働者党・PT)に勝って当選した。
PMDBからはロンドニア州でも、現職のコンフシオ・モウラ氏がエスペジト・ジュニオール氏(民主社会党・PSDB)に勝って当選した。
決選投票で最も当選者が多かったのはPMDBとPSDBの各3人だ。PSDBからはいずれも現職のパラー州シモン・ジャテネ氏とゴイアス州マルコーニ・ペリーロ氏が、エルデル・バルバーリョ氏とイリス・レゼンデ氏(共にPMDB)に勝って再選。南マット・グロッソ州ではレイナウド・アザンブージャ氏がデルシジオ・アマラル氏(PT)に勝って当選した。
ジウマ大統領再選に沸くPTは、セアラー州でカミーロ・サンターナ氏がエウニシオ・オリヴェイラ氏(PMDB)に勝ち当選、アクレ州でも現職のチオン・ヴィアーナ氏がマルシオ・ビタール氏を破って当選した。
また北大河州ではロビンソン・ファリア氏(社会民主党・PSD)が下院議長のエンリケ・アウヴェス氏(PMDB)を破って逆転当選する波乱があった。
その他は、パライバ州が現職のリカルド・コウチーニョ氏(PSB)、アマゾナス州も現職のジョゼ・メロス氏(社会秩序共和党・PROS)、アマパー州ではヴァルデス・ゴエス氏(民主労働党・PDT)、ロライマ州ではスエリ・カンポス氏(進歩党・PP)が当選した。
この結果、知事数でトップになったのは7人のPMDBで、続いてPSDBとPTが各5人、PSBが3人などとなっている。再選を目指した知事は18人いたが、当選者は11人だった。
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