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サンパウロ市=自動車業界の期待負い=恒例のモーターショー開催

 サンパウロ市アニェンビーの展示場で、10月30日から11月9日まで、第28回国際モーターショーが開催される。
 30日の開場時間は午後2時から午後10時までで、入場は午後9時で打ち切られる。
 31日から11月8日は午後1時から午後10時までで、入場はやはり午後9時まで。最終日の11月9日は午前11時から午後7時までで、入場は午後5時に打ち切られる。
 サンパウロ市のモーターショーはラテン・アメリカでも最大規模で、国内外の自動車メーカーや自動車関連業界の企業にとって、新製品の売り込みや最近の傾向のアピールなどを行う絶好の機会だ。
 今年の自動車業界は販売不振やそれに伴う生産調整、人員整理などというマイナス要因が多く、今後に弾みをつけたい企業や販売店がこの国際モーターショーに期待をかけている。
 29日付エスタード紙によると、28日には各メーカーが報道関係者に新製品の紹介を行うなど、準備も着々と進んでいる。開会当日はジウマ大統領も出席する予定だが、28日現在、出欠の確認はできていない。
 14年の自動車販売は前年比8~10%の減少となる見込みで、自動車業界では販売促進のため、年内で終る予定の工業製品税(IPI)の減税措置を15年以降も継続するよう、ジウマ大統領に要請する意向だ。
 IPIの減税は6月一杯で終るはずだったが、業界からの要請で年内一杯までの延長が認められていた。