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憧れのリオの名所を訪問!(2)

 子連れリオデジャネイロの旅、2日目は、ポン・ジ・アスーカルとコルコバードの丘。8カ月の息子と一緒なので、かなりゆったりプランです。ポン・ジ・アスーカルは、直訳すると「砂糖パン」。リオデジャネイロ南部、ウルカ海岸とベルメーリャ海岸の間にある小さな半島に突き出した奇岩です。名前の由来は、まさに名前の通り「砂糖パンの形をしているから」、「かつて円錐型に固めて輸出した砂糖の塊に似ているから」、など諸説あります。町並みを順光で見るには午前中から午後の早い時間帯がよく、夜景もまた美しいそうです。
 地上から頂上までは、ロープウェイを2つ乗り継ぎます。まずは、ベルメーリャ海岸近くにある最初のロープウェイで「ウルカの丘」へ。ここからロープウェイに乗ります。
 ホリデーシーズンよりはかなり空いているといえども、ロープウェイ乗り場は長蛇の列。かなり待つのかと思いきや、20分ごとに出発しているロープウェイは数十人が立って乗るので、列はどんどん進み、それほど待たずに乗れました。
 海抜220メートルのウルカの丘に到着した時点ですでに感激! すこし霧がかかっていましたが、展望台からの眺めが素晴らしくて、気持ちいい! この日は暑く、天気がよかったので、大富豪のものと思われる(?)ヨットがたくさん浮かんでいました。

乗り場

乗り場

ウルカの丘からの眺め

ウルカの丘からの眺め

 ちょっとしたカフェやお土産屋さんもあり、うっかりここで満足しそうになりますが、気合いを入れて海抜396mのポン・ジ・アスーカル頂上を目指します。先に見えるのが頂上です。

 到着すると…ご覧の通り。何も見えません。

頂上へ向かう

頂上へ向かう

真っ白

真っ白

 ここは雲や霧が出やすく、天候が変わりやすいので、地上で天気が良くてもここは霧で真っ白ということがしばしばあるそうです。でも、晴れ間を狙って・・・。

遠くにキリスト像

遠くにキリスト像

 ほとんど見えませんが、遠くにちょこんと突き出ているのがコルコバードの丘で、キリスト像が建っています。頂上からは晴れ渡った絶景を望むことは出来ませんでしたが、真っ白な霧の中に降り立ったことも、途中のウルカの丘からの絶景もリオの良い思い出となりました。ちなみに息子は、行列に並んでいる時は元気に起きて周りの方々に愛想を振りまいていましたが、肝心のウルカの丘からの絶景と頂上はお昼寝中につき見逃しましたとさ。
 今回の旅の目的、1つ達成!午後は二つ目の目的地、コルコバードの丘へ。こちらはやっとの思いで辿り着きました。

プロフィール

竹内 香苗(たけうち かなえ)。愛知県出身のフリーアナウンサー。約10年間過ごしたTBSでは『はなまるマーケット』『朝ズバッ!』などに出演。夫のブラジル赴任に伴い12年に同局を退社し、ホリプロに所属。同年11月よりサンパウロ市に滞在している。