「デング熱のいとこ」と呼ばれるチクングンヤ熱患者が増え、保健省が警告を発したと2日付フォーリャ紙などが報じた。10月29日の保健省の発表によると、10月25日現在で感染が確認された患者は828人で、ここ2週間の間で確認された新たな患者は491人に上る。
国内感染の患者はバイア州458人、アマパー州330人、ミナス州1人だ。その他の患者は外国滞在中に感染したケースで、サンパウロ州17人、セアラー州4人、リオ州とロライマ州各3人、南大河、パラナ、連邦直轄区で各2人、アマゾナス、アマパー、マラニョン、ゴイアス、ミナス、パラー各州で各1人と報告されている。
患者の内155人は病理検査で、673人は問診などで感染が確認された。チクングンヤ熱はデング熱同様、ネッタイシマカが媒介。主な症状は高熱と斑状丘疹、関節の痛み、全身疲労などでデング熱と似ているが、痛みはデング熱より強い。
患者発生が最も多いのは人口60万人のバイア州フェイラ・デ・サンタナで、患者の40%が集中。専門家達は同市を「チクングンヤ熱の研究所」と評している。