レタス農家の奥山正行さんは64年間、同じ土地を使って農業をしている。「土地が悪くなって移転する人も多いのでは。長続きの秘訣は?」と尋ねると、「専門家に土質を見てもらって、常に改良する努力が必要。ボクも10年前からAveia(カラス麦)と黍を蒔いて育て、刈って土に混ぜて堆肥にしている。レタスを収穫したら、その土地は1カ月は休ませないと良い作物はできない」とアドバイスした。会員全員が農家という日本人会は、全伯広しといえど、今では稀。日本人会長続きの秘訣は、農家ならではの、土質(人間関係)改善と特別な〃肥料〃(祭り)?
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今週末の『第6回文協統合フォーラム』で講演(ポ語)する精神科医のチバ・イサミさんは、児童を中心に心理療法を行なうかたわら、作家としても活動している。『Quem Ama, Educa!』(愛するなら教育しなさい、Editora Gente)は60万部を売り上げるベストセラーとなり、TV番組にも度々登場する著名人だ。これまでの講演回数はなんと4千回以上。今回はブラジルの教育制度を語る。同氏は同フォーラムにも数度参加しており毎回盛況だ。講演部分だけ50レアルで一般の人も聞けるので、興味ある方はいかが。