60歳以上の高齢者を対象とするプログラムの推進を目指すサンパウロ市が、11月7日から12月8日の日程で、第1回高齢者競技会(Jomi)を開催している。
サンパウロ市役所では、国連が提唱する〃健康的に年をとる〃ための指針に従って、社会的な活動への参加と生活の質の向上という意味でのスポーツ振興を推進中だ。
今回のJomiは、市内各所の施設を使い、1カ月にわたって14種の活動を行う。上位3位までに入った人やチームにはメダルとトロフィーが贈られる。
初日の7日に行われたゲートボールには、60~69歳のA1に9チーム、70歳以上のB1に15チームの計24チームが参加。参加者の中には、70歳からゲートボールを始め、現在は毎朝、7時半から11時半まで友人達と汗を流すという日系人女性もいた。ブラジルゲートボール連合の小賀誠二会長(77)らの姿が見受けられたのはもちろんだ。
B1優勝は佐賀1で、2位はイビラプエラ。A1優勝はブタンタンで、2位はイビラプエラD、3位は佐賀Bだった。
10日にはシャドレース(チェス)やドミノ、ダマなどのゲームが行われた。
また、17日には陸上競技や水泳、卓球、テニスなどのスポーツと、チェスやドミノ、ダマなどのゲーム、24日と25日には、スボールプール(BOCHA)やバレーボール、社交ダンスなどが予定されている。
会場や種目、時間などに関する情報は、http://www.jomi.org.br/calendario.phpで確認を。(7日付フォトス・プブリコス、サンパウロ市の広報サイトなどより)